ここ数年、私はドランヴァロ・メルキゼデクのスクールの講師としてATIHワークショップを開催しています。

このワークショップでは、いかにしてハート(心臓)に意識を戻し、ハートの中の神聖な空間から生きる方法をお伝えしているのですが、この世界には、ドランヴァロや彼の教えていることを全く知らなくても、ちゃんとハートからこの現実を生き人たちが、少数ながらいるんですね。

その昔、バリバリに頭〜マインドに意識があった私は、そうやってハートから生きている人たちを見るにつけ、「な〜んてかっこいいんだろう。一体どうしてあんなに自然体で、好きなことをやって、たくましく、のびのびと生きていられるんだろう？」と思っていたものです。

私の経験から言うと、マインドに意識を置いたまま生きることに頑張っちゃったりすると、必ずどこかでつまずくんです。そして、つまずくたびに小さい棘(とげ)のような感情が自分の中に残り、蓄積されて、生まれ持ってきたはずの生命のよろこびを遠ざけてしまいます。

そんな状態でマインドが見い出せる喜びといえば、エゴが欲しがるものを満たすものでしかなく、そういうエゴ・キャンディは追い求めれば追い求めるほど、心の渇きを増大させていきます。

そんな自分の在り方、生き方にほとほと嫌気がさしていた時に出逢ったのが、ドランヴァロのハートの教えでした。

しばらくしてようやくハートから生きる感覚をつかめてきた私は、自然で素敵な生き方をしている人たちの秘密がちょっぴり理解できるようになったのでした。

私が魅力を感じる人たちは、例外なく自分のハートから、ハートにしたがって生きています。
そして、ハートからとても上手にマインド、頭、身体を使っているんです。

そういうハートにしたがって生きている人たちのことも例にあげつつ、私の経験や体験もふまえて、これから何回かに渡ってハートにしたがって生きることの素晴らしさ、どのようにしてハートの中の世界が実際の現実に映し出されるのか、そしてその方法についてなど、少し書いてみようと思っています。

その理由は、ハートにしたがって生きることが、今、いかに大切かを痛感しているからなんです。

この記事がほんの少しでも、生きていく上で参考になったり、役に立つといいな、というのが、私のハートの願いです。
 

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