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ここ2日ほど、ふだんはやらないことをやってきました。

一昨日は、長野県黒姫のアファンの森に行って、森の小径にウッドチップを敷き詰める作業に参加して来ました。

アファンの森は、何年も前に日本のブナの森に感動したC.W.ニコルさんが、ご自分の生まれ故郷のウェールズの森が再生されたように日本の美しい森を取り戻したい、という願いから始められたプロジェクトです。

森を癒し、再生していくことは、並大抵のことではありません。
もちろん、人ひとりの力でできるようなことではなく、仲間たちと、できることなら大勢の人たちと助け合ってやって行くことが求められます。
辛抱強さ、持続力が必要ですが、他では得られない喜びもそこにはあります。
実際に作業に参加してみて、それを深く実感したのと同時に、地球とともに生きていく私たちの未来図をそこに見た気がします。

そして昨日は、神奈川にある盲導犬訓練センター支部におじゃまして来ました。

というのも、昨年預かった可愛い盲導犬のフィギアのついた募金箱の鍵を失くしてしまったのです(^^;)
訓練センターにスペアキーがあると聞いて、ほっと一安心。
鍵を開けてもらい、みなさんに入れていただいた一年分の募金を無事にセンターにお渡しすることができました。
募金して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございます。

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そして、久しぶりに10年来の大切な友人である多和田悟さんにお会いすることができて、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

ご存知の方も多いと思いますが、多和田悟さんは、盲導犬クイールを育てたワンダフルな盲導犬訓練士さんです。

どのようにワンダフルかというと、まず、勝手な動きをしている犬たちが、多和田さんが来ると一斉に彼の方を向き、気を使い始めます(笑)。
「見てみて、ボク、こんなにいい子だよ。」とアピールします。
みんな、多和田さんのことが好きでたまらない、といった風なのです。

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多和田さんの盲導犬の育て方は、一貫して「褒めて育てる」
これに尽きます。

楽しく遊んでいる犬たちが、いつのまにか盲導犬としての仕事をどんどん覚えて行く様子は、もうほとんど感動的です。

楽しいから盲導犬の仕事をする。
そうすると、一緒に居る人もハッピーになって行く。
それが、プロフェッショナル多和田さんの哲学なんですね。

尻尾をちぎれんばかりに振って楽しそうに訓練をしているワンコたちを見ながら、こっちは楽しいけど、あっちは仕事だから楽しくない、なんて遊びと仕事を区別しているのは人間だけなのね…と、改めて深く考えされました。

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ここでもまた、地球や地球上のあらゆる生命たちと共に生きて行くための智慧と、ワンダフルな未来図を見たように感じます。

ニコルさんのアファンの森と多和田さんの盲導犬訓練術。

この双方の根底に流れているのは、自然に湧いてくる優しさや気づかい、ふつうなこととしての無条件の愛、そして夢へと向うゆるぎない情熱です。

これは、私がやっているワークにも大いに通じることです。

ドランヴァロ・メルキゼデクのATIHワークショップでは、最終日にハートの小さな空間からの創造のプロセスについてお伝えしていますが、このハートからの創造をおこなうためには、無条件の愛に基づいた、言うなれば「ハートのベクトル」が必要です。
ハートの中で見る夢は、誰も傷つけないし、反作用も起きません。
その上、その夢は、生きている次元で現実化して行くことが可能なのです。

それぞれの場所、それぞれのやり方で、私たちはワンダフルな未来へと向って今を生きている。
地球はきっと大丈夫。
私たちは、きっと大丈夫。

そんなことを感じさせてくれた、楽しくて盛りだくさんの2日間でした。

Sarah wrote; Oct 21, 2014

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